フジロックの宿泊方法


フジロックで一番頭を悩ますのが宿問題。
かれこれ20回近く参加していますが、リゾートマンション・日帰り・テント泊・車中泊越後湯沢駅民宿・浅貝民宿と、苗プリと苗場浅貝休憩プラン以外は経験してきました。


今回定宿が使えなくなったため、久々に宿探しをして楽しかったので備忘録の意味でメモ書きします。


結論から言っておすすめの宿泊方法は以下の通り。

1.4泊できて・お金に余裕があり・3〜4人集まるなら苗場プリンスホテル。(2月中旬)
2.4泊できて・車を持っていて・17時までに現地入りでき・2人以上集まるなら、ムーンキャラバン
3.4泊できて・少しリーズナブルに・3〜4人集まり・徒歩圏内の宿に泊まりたいなら、苗場浅貝近辺の民宿。(2〜3月)
4.3〜4泊できて・少しリーズナブルに・少人数なら苗場浅貝近辺の民宿の相部屋か各種シェア募集
5.1〜2泊のみで・徒歩圏内の宿に泊まりたいなら、(地雷覚悟で)オフィシャルツアー申込。(2月下旬)
6.1〜2泊のみや、体力があってフジロックらしい雰囲気を味わいたいなら、テントサイト。オフィシャルツアーバスを使うならピラミッドガーデンが尚良。


それぞれの宿泊方法について簡単に説明します。


1. 苗プリ
 フジロックになくてはならない苗場プリンスホテル
 会場からも一番近く、アーティストにも出会える、ふっかふかのベッドがある苗プリはフジロッカーの憧れ、@5万円以上しますが快適さを考えるとやめられないそう。

 基本的にはオフィシャルツアー第1期でしか申し込めず、4泊3〜4名で応募しても、当選するのは至難の業。苗プリ常連さんは「当たれば何とかなる!」と、まずは申し込んで、余った場合はシェア募集したりしてます。
 ただし代表者の名義変更などは結構手間がかかるようです。また、年々微妙に値上がりしています。
 ※受付時期:2月下旬、金額:@5万円〜、入口まで10分


2.テントサイト
 苗プリより近く、最もフジロッカーらしい宿泊場所。
 テントでいい場所をとるために木曜朝から並ぶ方も多数、@3千円と格安で、場所取り、朝の灼熱と急斜面と騒音?、風呂問題さえ気にならなければ意外と快適という話もあります。
 風呂はキャンプサイト内の苗場温泉か簡易シャワー(混んでる・ぬるい)、または浅貝地区の雪ささの湯、本陣、ホテルや民宿の日帰り温泉ではいることが出来ます。

 テントサイトを利用するためには場内1駐車券があるとかなり便利になると思います。以前は禁止されていましたが、車中泊する方もチラホラいます。
 ※受付時期:当日まで可、金額@3千円、入口まで5分


2−2.PYRAMID GARDEN、ムーンキャラバン
 PYRAMID GARDENはオフィシャルツアーバス専用のテントサイト。
 通常のテントサイトと同じ@3千円で、苗プリ周辺かつ平ら、500張限定のため余裕をもってテントを張ることができます。ちなみにPYRAMID GARDENのステージはヘブンと同じ舞台監督が担当し、Candle JUNEがデコレーションしているので良い雰囲気です。

 去年からリストバンド事前発送(最高!)になりましたが、以前はオフィシャルツアー専用のリストバンド交換所があってスムースに交換していたようです。また、別途申し込みですが、ロゴスが数量限定で設置済みのティピ型テントレンタル(1〜2名、12000円)もあるようです。
 ※受付時期:4月上旬〜、金額@3千円、入口まで15分


 ムーンキャラバンは、フジロック唯一のオートキャンプ場。
 以前はオレンジやカフェドパリのさらに奥にありましたが、全体レイアウトの見直しにより一番手前に移動してきました。
 4日間通しの利用が必須ですが、以前に比べて入庫がちょっと遅めになったことや、車横づけで緑豊かな場所で火を使いながらキャンプが出来たり、苗プリの大浴場が公式に使えることを考えるとまぁまぁかな?ちなみに犬の同伴も可能です。
 ※受付時期:2月中旬〜、金額@3千円、入口まで15分


3.苗場浅貝民宿(個別予約・オフィシャルツアー予約)
 苗プリ・テントの次に人気がある浅貝民宿での宿泊プラン。
 基本的には3名以上4泊保証の宿が多いのですが会場徒歩圏内で雨風もしのげて、お風呂に入って布団で休めるのは有難い。
 個別予約だと前年終了時から常連の予約を受ける宿もあります。それぞれの宿が1〜4月あたりを受付開始にしていますが、2月の早割や中旬苗プリ結果発表のころには大半が埋まります。基本は朝食無、風呂トイレ共同、1泊6.5千円〜1万円程度で4泊@2.5〜4万円が大体の相場。
 会場に近ければ近いほど強気の値段設定をしています。また、苗プリでは設定のない風呂トイレあり2人部屋@5〜6万円といったものもチラホラ見かけます。
 ※受付時期:1〜3月、金額@2.5万円〜6万円(4泊保証)、入口まで10〜20分


 一方、オフィシャルツアー予約は2月下旬抽選申し込みで、宿泊数分の苗場食堂食券がついて、2名4泊で@4.5万円、3〜4名1室@3.6万円、6名1室・男女別相部屋@2.8万円といった金額設定になっています。
 ただし、宿泊場所が開催1週間前にならないとわからないため、徒歩圏内といっても結構遠くの宿になる可能性があること、過去の噂では地雷のような外れ宿になることが懸念されます。また、当選率が不明ですが、宿の場所や質は落ちる可能性有で1泊〜3泊@7千円のプランもあります。
 ※受付時期:2月下旬〜、4泊金額@2.8〜4.5万円、入口まで10〜20分


3−2.苗場浅貝雑魚寝・休憩(個別予約・オフィシャルツアー予約)
 徒歩圏内で泊まりたいけど、テントは避けたい、人数が集まらない、出来る限り金額を抑えたいという方にお勧めなプランです。民宿のホールや体育館に布団が用意されたプランで所謂雑魚寝ですが、フジロック名物の雨風をしのげて、宿ならお風呂に入れるのは有難い。


 雑魚寝(個別予約)は、1〜2月頃から受け付けしています。金額的には4泊@2.3万円〜といったところです。風呂も有り、場所がはっきりしている分、安心感はあります。
 ※受付時期:1・2月〜、4泊金額@2.3万円〜、入口まで10〜20分


 休憩(オフィシャルツアー予約)は、4月上旬から受け付け開始。3泊@1.3万円、4泊1.6万円という設定で安くて有難いです。ただし、直前まで場所が分からず、風呂や寝具はないので要注意です。また、22:00〜11:00と利用時間が限られます。
 ※受付時期:4月上旬〜、4泊金額@1.3万円〜、入口まで10〜20分


4.リゾートマンション
 苗場には西武がバブル時代に作ったリゾートマンションが何棟もあり、大浴場がついてるものもあり、そこを民泊するという手もあります。ただ、フレキシブルに使えて勝手が良いですが、そもそも数がすくないこと、結構足元を見た値段設定であることから中々借りられないかもしれません。また、10万位なので毎年行く方はいっそのこと買ってしまうのもありです。
  ※不動産取引に伴う費用や毎年の固都税と管理費(年間10〜15万程度)がかかりますのでご注意ください。


5.かぐらみつまた・越後湯沢・猿ヶ京など
 お酒は飲まず車で場内駐車場(3日9千円)や近隣民間駐車場(1日2千円程度)と宿の往復ができる方はお勧めです。質の良い宿が1泊から利用でき、1〜2日参加や家族参加の方には◎!行き帰りのシャトルバスは相当長蛇になり1〜2時間待つことも、、、ヘッドライナーを見たい方はあまりお勧めできません。